都内で一番“電車が集まってる”ターミナル駅はどこだ!?乗り入れ路線数を調べてベスト10で発表

東京には、乗換案内を開いただけで「うわっ」となる巨大駅がいくつもあります。

新宿、東京、渋谷、池袋……。

では、都内で一番たくさんの電車・路線が集まっているターミナル駅はどこなのか?

なんとなく新宿駅のような気もするし、新幹線まで含めれば東京駅が強そう。上野や池袋だってかなりのものです。

そこで今回は「利用者が多い駅」ではなく、実際にその駅へ乗り入れている路線・運転系統の数を調べて、都内の主要ターミナル駅を10位から順番に見ていきます。

新宿が一番な気もするけど……新幹線まで数えると東京駅が強そう。

目次

まず「路線数」をどう数える?

実は「この駅には何路線乗り入れているか」という数字、数え方によって微妙に変わります。

たとえば東京駅では、同じ線路やホームを使いながら別の行先へ向かう運転系統があり、新幹線にも複数の系統があります。

この記事では、乗客から見て「別の路線・運転系統」として案内されているものを基本にカウント。同じ線路を走る直通先を際限なく増やすことはせず、新幹線も大きな運転系統ごとにまとめています。

また、西武新宿駅や京成上野駅など、歩いて乗り換えられても駅名そのものが別になっている駅は原則として含めません。

なお、路線数が同じ駅も複数あります。今回は「ベスト10」として順番に発表するため便宜上順位を分けていますが、路線数そのものでは同率です。

それでは10位から。

10位|日暮里駅【5路線】

今回カウントした路線:山手線、京浜東北線、常磐線快速、京成本線、日暮里・舎人ライナー。

10位は日暮里駅。

JR3路線に京成線、日暮里・舎人ライナーを加えた5路線が集まります。

特に京成本線による成田空港方面へのアクセスがあるため、単なる山手線の途中駅とは少し違う存在。東京都心と空港、さらに足立区方面を結ぶ乗換拠点です。

駅情報:JR東日本「日暮里駅」

9位|秋葉原駅【5路線】

今回カウントした路線:山手線、京浜東北線、中央・総武線各駅停車、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス。

9位は秋葉原駅。

山手線と京浜東北線が南北へ、中央・総武線各駅停車が東西へ走り、その地下を日比谷線とつくばエクスプレスが通ります。

電気街やアニメ・ゲームの街という印象が強すぎて「巨大ターミナル」という感じは薄いものの、路線図で見るとかなりきれいな交通の十字路。

5路線が立体的に交差しているという、なかなか面白い駅です。

駅情報:東京メトロ「秋葉原駅」

8位|北千住駅【5路線】

今回カウントした路線:JR常磐線快速、東京メトロ千代田線、日比谷線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレス。

8位は北千住駅。

JR、東京メトロ、東武、つくばエクスプレスの4事業者が集まり、東京東部では特に重要なターミナルです。

常磐線で茨城方面、東武線で埼玉・栃木方面、つくばエクスプレスでつくば方面へ向かえるため、東京の北東側から人を集める役割がかなり大きめ。

路線数そのものは日暮里・秋葉原と同じ5路線ですが、複数の郊外方面を結ぶターミナル感ではかなり強い駅です。

駅情報:東京メトロ「北千住駅」

7位|品川駅【6路線】

今回カウントした路線:山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、東海道新幹線、京急本線。

7位は品川駅の6路線。

数だけなら上位駅より少ないものの、東海道新幹線と京急があるため、東京南部から全国・羽田空港へ向かう交通の要所になっています。

構内は新宿や渋谷ほど迷路感が強くない一方、朝夕の自由通路を流れる人の量はかなりのもの。

路線数以上に「巨大ターミナル感」がある駅です。

駅情報:JR東日本「品川駅」

6位|新橋駅【7路線】

今回カウントした路線:山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、東京メトロ銀座線、都営浅草線、ゆりかもめ。

6位は新橋駅。

「サラリーマンの街」という印象が強い新橋ですが、実は7路線が集まるかなり強力な乗換駅です。

JRだけで4路線。そこへ銀座線と浅草線、さらにお台場方面へ伸びるゆりかもめが加わります。

駅前のSL広場だけを見ていると分かりにくいものの、地下まで含めるとかなり複雑な駅です。

駅情報:東京メトロ「新橋駅」

5位|池袋駅【8路線】

今回カウントした路線:山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ丸ノ内線、有楽町線、副都心線。

ここから一気に8路線。5位は池袋駅です。

JR、東武、西武、東京メトロの4社が集中する巨大ターミナル。

東口側に西武、西口側に東武があるという、初めて来た人にはちょっと混乱する配置も池袋らしいところ。

地下通路まで含めると駅そのものの規模もかなり巨大で、「池袋駅から出たつもりなのに思っていた場所と違う」という経験をした人も多そうです。

駅情報:東京メトロ「池袋駅」

4位|上野駅【8路線・系統】

今回カウントした主な路線・系統:山手線、京浜東北線、宇都宮線・高崎線、常磐線、東北・山形・秋田・北海道新幹線、上越・北陸新幹線、東京メトロ銀座線、日比谷線。

4位は上野駅。

路線数そのものは池袋と同じ8ですが、こちらは新幹線まで乗り入れています。

かつて「北の玄関口」と呼ばれた駅だけあって、東北・北関東方面へ向かう路線が目立つ構成。

なお、すぐ近くには京成上野駅がありますが、今回は駅名が別なのでカウント外。それを含めて「上野エリア」として考えると、さらに大きな鉄道拠点になります。

駅情報:JR東日本「上野駅」

3位|渋谷駅【9路線】

今回カウントした路線:山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東急東横線、東急田園都市線、東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線、京王井の頭線。

いよいよトップ3。

3位は渋谷駅の9路線です。

JR、東急、東京メトロ、京王という4事業者が集まっています。

数字以上に厄介なのが駅の立体構造。銀座線は高い位置を走っている一方、田園都市線・半蔵門線や東横線・副都心線は地下。井の頭線も少し離れています。

再開発で通路や改札の位置も変わってきたため、「知っている渋谷駅のはずなのに久しぶりに行くと分からない」という現象が起こりやすい駅でもあります。

駅情報:東京メトロ「渋谷駅」

2位|新宿駅【11路線】

今回カウントした路線:山手線、埼京線、湘南新宿ライン、中央線快速、中央・総武線各駅停車、京王線、京王新線、小田急小田原線、東京メトロ丸ノ内線、都営新宿線、都営大江戸線。

2位まで来ました。

新宿駅はなんと11路線。

新幹線が一本もないにもかかわらず、JRだけでなく京王、小田急、東京メトロ、都営地下鉄が集中しています。

さらに周辺には西武新宿駅や都営大江戸線の新宿西口駅もありますが、今回は別駅として除外。それでも11路線です。

新幹線を除いた「普段使いの鉄道路線」だけなら、実は新宿駅が都内トップ。

新幹線なしで11路線って、やっぱり新宿おかしい。

駅情報:JR東日本「新宿駅」

1位|東京駅【13路線・系統】

今回カウントした主な路線・系統:東海道新幹線、東北・山形・秋田・北海道新幹線、上越・北陸新幹線、山手線、京浜東北線、中央線、東海道線、宇都宮線・高崎線、常磐線、横須賀線、総武快速線、京葉線、東京メトロ丸ノ内線。

そして1位は――東京駅。

今回の数え方では13路線・系統が集まり、都内トップとなりました。

山手線など東京都心の移動を担う路線だけでなく、東海道方面、東北方面、北陸方面、上越方面まで全国へ線路が伸びています。

しかも京葉線ホームは他のホームからかなり離れ、横須賀線・総武快速線は地下深く。

実際に構内を歩くと、もはや一つの駅というより巨大な地下街と鉄道施設が合体した建物に近い感覚です。

駅情報:JR東日本「東京駅」

結果を一覧で見るとこうなった

順位今回数えた路線・系統数
1位東京駅13
2位新宿駅11
3位渋谷駅9
4位上野駅8
5位池袋駅8
6位新橋駅7
7位品川駅6
8位北千住駅5
9位秋葉原駅5
10位日暮里駅5

※上野駅と池袋駅は8路線・系統、北千住駅・秋葉原駅・日暮里駅は5路線で同数です。順位は記事上の並びとして分けています。

結局、都内で一番「電車が集まる駅」は東京駅だった

今回の数え方では、1位は東京駅の13路線・系統。2位が新宿駅の11路線、3位が渋谷駅の9路線となりました。

新幹線、在来線、地下鉄まで全部ひっくるめて「一つの駅に何種類の鉄道が集まっているか」と考えると、東京駅がトップという結果です。

ただ、調べていて面白かったのはここから。

新幹線を抜くと、新宿駅が逆転する

東京駅の13系統には、東海道新幹線、東北・山形・秋田・北海道新幹線、上越・北陸新幹線という大きな新幹線系統が含まれています。

これらを除いて都市部を走る在来線・地下鉄だけで比べると、今回の数え方では東京駅が10系統、新宿駅が11路線。

普段使いする「街の電車が一番集まっている駅」という意味なら、新宿駅が1位になるわけです。

東京駅と新宿駅、何を「一番」とするかで答えが変わるのが面白い。

利用者数、路線数、鉄道会社の数、ホームの数……。「一番大きな駅」を決めようとすると、何を比べるかで答えはかなり変わります。

毎日のように使っている駅でも、こうして路線を一本ずつ数えてみると、東京の鉄道網がどれだけ複雑なのか改めて分かります。

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