先日、Xの設定画面を眺めていたところ、ちょっと気になる項目を見つけました。
あなたのメールアドレスを連絡先に保存している利用者がX上であなたを見つけ、つながれるようにします。
これはチェックボックスにチェックが入って無かったから良いとして問題はその次
あなたの電話番号を連絡先に保存している利用者がX上であなたを見つけられるようにする
……ん?
説明を読んでみると、どうやら自分の電話番号を知っている人が、その番号を手掛かりにXのアカウントを見つけられるようにする設定らしいのです。
ちょっと待ってください。
電話番号なんて、家族や友人だけでなく、仕事関係の相手、昔の知り合い、何年も連絡を取っていない人など、かなり多くの人が知っているものではないでしょうか。
そんな番号から、普段の自分とはまったく別の名前で活動しているSNSアカウントまで見つけられる可能性があるということ?
例えば、会社では真面目に働いている人が、Xでは「深夜の全裸大明神」という名前で日々の愚痴を投稿していたとしましょう。
本人は誰にも知られていないつもりでも、電話番号を登録したアカウントの設定次第では、職場の誰かにおすすめ表示されているかもしれません。
これは困る。
もちろん、電話番号を登録しただけで必ず発見されるという話ではありません。そもそもアカウントに番号を登録していない場合もありますし、サービスによって仕組みも違います。
ただ、本人が知らないところで「知り合いかもしれません」と紹介される仕組みが存在するのは事実。
ただでさえ連日企業が情報流出しまくっている今日この頃ですから、せめて自分から進んで個人情報を世間に漏洩しそうな行動を取るのだけは避けたい所。

そこで今回は、電話番号を知っているだけでアカウントを見つけられる可能性があるサービスやSNSについて調べてみました。
各サービスの仕組みだけでなく、見つけられにくくするための設定方法も紹介します。
皆様も、一度確認しておいた方がいいかもしれません。
電話番号で「検索される」といっても、実は3つのパターンがある
まず最初に、今回の記事で一番大切なことを整理しておきます。
電話番号からアカウントを見つける仕組みは、どのサービスでも同じというわけではありません。
| 発見の仕組み | どういうこと? | 主な例 |
|---|---|---|
| 電話番号を入力して探す | 番号を使って、そのサービスを利用している相手を探せる。利用条件や相手の設定によって結果は変わる。 | LINE、Signal、Telegram |
| 電話帳の照合・おすすめ表示 | 連絡先を同期した人に、番号などが一致するアカウントを紹介する仕組み。 | X、Instagram、Facebook、TikTok |
| 番号を使って連絡する | 電話番号が連絡先の基本となっており、番号を知っている人がチャットを開始できる。 |
つまり、「電話番号を検索欄に入力すれば、誰のアカウントでも一発で分かる」という単純な話ではありません。
一方で、検索機能がなくても、アプリが勝手に知り合いとして紹介してしまう場合があります。
そして厄介なのが、自分が電話帳を同期していなくても、相手が同期した電話帳に自分の番号が入っている場合があるという点です。
ここを知らずに「私は連絡先を同期していないから大丈夫」と思っていると、思わぬところで知人に見つかる可能性があります。
なお、電話番号を使ってアカウントが発見されることと、その電話番号自体が相手に表示されることも別の話です。
電話番号から見つかる可能性があるSNS・サービス一覧
まずは今回調べた主要10サービスの一覧です。
| サービス | 電話番号による発見の仕組み | 見つかりにくくする設定 |
|---|---|---|
| LINE | 番号を入力して友だち検索できる。電話帳からの追加もある。 | 「友だちへの追加を許可」をオフ |
| X | 連絡先との照合やおすすめ表示。電話番号からアカウントを見つけられる設定がある。 | 「電話番号の照合と通知を許可する」をオフ |
| 電話帳の同期などを手掛かりにアカウントがおすすめされる場合がある。 | 連絡先の同期解除、過去の連絡先データ削除 | |
| 電話番号などに基づく「知り合いかも」の候補表示。 | 電話番号に基づくプロフィールのおすすめ範囲を制限 | |
| TikTok | 相手が連絡先を同期すると、番号などの一致によっておすすめされる場合がある。 | 「あなたのアカウントのおすすめ表示」の「連絡先」をオフ |
| Telegram | 電話番号からユーザーを発見できる。公開範囲を制限可能。 | 電話番号の公開範囲を「誰にも」、発見対象を「連絡先」へ |
| Signal | 番号を知っている人がSignal上で探せる。 | 「電話番号で私を見つけられる人」を「誰も」に |
| 電話番号を連絡先として使用。番号を知っている人が連絡できる。 | 番号による発見自体を完全に遮断する一般設定はない | |
| Snapchat | 電話番号や連絡先から友人を発見する機能がある。 | 携帯電話番号の発見設定をオフ |
| 番号に基づくプロフィール発見・外部サービスとの連携。 | 電話番号によるプロフィール発見範囲を制限 |
日本でおなじみのLINEやXだけでなく、Instagram、TikTok、Telegramなどにも関係する仕組みがあります。
それぞれ何ができて、何をオフにすればいいのか。順番に見ていきましょう。
LINE|電話番号で直接検索される代表的なサービス
まずは日本で圧倒的になじみのあるLINEです。
LINEには、相手の電話番号を入力して友だちを検索する機能があります。
検索する側には年齢確認済みの18歳以上などの利用条件があり、探される側も「友だちへの追加を許可」をオンにしている必要があります。
つまり、誰でも無条件に検索できるわけではありませんが、条件がそろえば、電話番号を知っている相手からLINEアカウントを見つけられる仕組みです。
しかもLINEには、端末の電話帳を使って友だちを自動追加する機能もあります。
例えば、電話番号を交換しただけでLINEまでは教えていない相手に、アカウントを見つけられる可能性があるわけです。
LINEで電話番号からの発見を防ぐ設定
「ホーム」→「設定」→「友だち」→「友だちへの追加を許可」をオフにする。
なお、「友だち自動追加」は、自分の電話帳を使って相手を自動追加する側の設定です。
自分が誰かを勝手に追加したくない場合はこちらもオフにしますが、他人から自分の番号で追加されることを防ぐ設定は「友だちへの追加を許可」です。
また、「IDによる友だち追加を許可」は別の設定です。電話番号での追加をオフにしても、LINE IDで見つかるかどうかは別途確認しましょう。
X(旧Twitter)|同じ電話番号に複数アカウントを登録している人は特に注意
今回、私がこの記事を書くきっかけになったXです。
Xでは、電話番号やメールアドレスを知っている人が、その情報を使ってアカウントを見つけやすくする設定が用意されています。
ただし、一般的な投稿検索欄に電話番号を入力すればアカウントが一覧表示される、という意味ではありません。
主な仕組みは、利用者がアップロードした連絡先との照合や、アカウントのおすすめ表示です。
そして、公式ヘルプを読んでいて気になったのが、同じ電話番号に複数のXアカウントが紐付いている場合の説明。
Xでは、複数のアカウントに同じ電話番号を登録できます。そして番号による発見が許可されているアカウントは、いずれも見つかる可能性があるのです。
本名で使っているアカウントと、趣味専用のアカウント。両方に同じ番号を登録していたら、趣味用まで知人の目に入るかもしれません。
これは見逃せません。
【重要】Xに複数のアカウントを持っている場合、電話番号の発見設定はアカウントごとに確認する必要があります。1つオフにしただけでは、ほかのアカウントの設定は変わりません。
Xで電話番号による発見を防ぐ設定
「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「見つけやすさと連絡先」→「電話番号の照合と通知を許可する」をオフにする。
同じ画面にある「メールアドレスの照合と通知を許可する」も、必要がなければオフにしておくとよいでしょう。
なお、連絡先をアップロードしていた場合は、同期を止めるだけでなく、過去にアップロードした連絡先の削除も確認しておきたいところです。
電話番号自体が公開プロフィールに表示されるわけではありませんが、番号を手掛かりにアカウントを発見される可能性があることは覚えておきましょう。
参考:X公式ヘルプ「X上で他のアカウントがあなたを検索する方法の管理」
Instagram|自分が連絡先を同期していなくても安心とは限らない
Instagramにも、スマートフォンの連絡先を利用して知り合いのアカウントを見つける仕組みがあります。
Instagramの場合、電話番号を検索欄に入力する一般的なユーザー検索とは異なり、連絡先の同期などを通じて「おすすめ」に知人が表示されることがあります。
そしてここで気になるのが、自分では電話帳を同期していなかったとしても、相手が自分の電話番号を登録し、連絡先を同期している場合です。
その情報を手掛かりに、自分のアカウントが相手へのおすすめ候補になる可能性があります。
つまり、「私は一度も連絡先の同期を許可したことがない」と安心しているだけでは不十分な場合があるのです。
Instagramで連絡先の同期を解除する設定
プロフィール画面のメニュー→「アカウントセンター」→「あなたの情報とアクセス許可」→「連絡先をアップロード」→対象アカウントの「連絡先をリンク」をオフにする。
すでに連絡先を同期していた場合は、過去にアップロードした連絡先の削除も検討しましょう。
また、スマートフォン本体の設定からInstagramに対する連絡先へのアクセスを許可しない方法もあります。
ただし、これらは主に自分の連絡先の提供を止める操作です。相手が提供した電話帳の情報や、共通のフォロー関係などによるおすすめ表示を、すべて防げるわけではありません。
本当に知人に知られたくないアカウントなら、公開範囲の見直しに加え、普段使う電話番号やメールアドレスをそのアカウントに登録する必要があるのかも考えたいところです。
参考:楽天モバイル「インスタ(Instagram)の連絡先を同期しない設定方法は?」
Facebook|電話番号を公開していなくても、おすすめの候補になる場合がある
Facebookでは、電話番号やメールアドレスを手掛かりにプロフィールがおすすめされる仕組みがあります。
現在のFacebookでは、検索欄に電話番号だけを入力してプロフィールを直接探す昔ながらの方法とは違い、「知り合いかも」などのおすすめ表示に関係する設定が重要です。
電話番号をプロフィール上で非公開にしていても、連絡先情報に基づくおすすめ表示とは別の問題なのが厄介なところ。
例えば、昔の職場の同僚が自分の電話番号を登録していた場合、Facebook上でも思いがけずプロフィールを見つけられる可能性があるわけです。
Facebookで電話番号に基づくおすすめを制限する設定
「設定とプライバシー」→「設定」→「共有範囲と公開設定」内の「検索と連絡に関する設定」(How people find and contact you)を開き、電話番号やメールアドレスに基づいてプロフィールをおすすめする相手の範囲を制限する。
設定項目が表示される環境では、「誰にもおすすめしない」に相当する選択肢を選ぶことで、電話番号に基づく候補表示を制限できます。
もちろん、それでも名前や共通の友人など、別の情報からプロフィールが見つかる可能性は残ります。
Facebookは実名で利用する人も多いサービスなので、電話番号だけでなく、プロフィールの公開範囲や友達リストの見え方も一緒に確認しておくとよさそうです。
参考:Tech Safe BC「Facebook App Safety Guide」
TikTok|自分が電話帳を同期しなくても、相手におすすめされる可能性がある
TikTokにも、電話番号やメールアドレスを使ったアカウントのおすすめ機能があります。
仕組みはInstagramと似ていますが、TikTokの公式ヘルプはかなり具体的です。
自分のアカウントに電話番号などを登録し、「あなたのアカウントのおすすめ表示」で連絡先を許可している場合、相手が自分の番号を電話帳に登録して同期すると、アカウントがおすすめされることがあります。
しかも、自分自身が電話帳をTikTokに同期している必要はありません。
これが今回調べた中でも、特に覚えておきたい点です。
TikTokで連絡先によるおすすめを制限する設定
「プロフィール」→「メニュー」→「設定とプライバシー」→「プライバシー」→「あなたのアカウントのおすすめ表示」→「連絡先」をオフにする。
さらに、「連絡先とFacebookの友達を同期する」の設定も確認し、不要なら同期をオフにしておきましょう。
すでに同期している場合は、過去に同期された連絡先を削除する項目も用意されています。
もう一つ気になったのが、TikTokには「リンクを開いた、またはあなたにリンクを送ったユーザー」にアカウントをおすすめする設定もあること。
これは電話番号とは別の仕組みですが、動画のリンクをやり取りしたことが、アカウントをおすすめする手掛かりになる場合があります。
電話番号だけを気にしていても、別のところからつながりが生まれるわけです。
【注意】TikTokは「連絡先」をオフにしても、共通のつながりやアプリ内での交流など、ほかの情報に基づいてアカウントがおすすめされる場合があります。
Telegram|電話番号を非公開にするだけでは不十分
Telegramは、プライバシー機能が充実していることで知られるメッセージアプリです。
しかし、Telegramも電話番号を使って利用者を識別するサービスです。
電話番号を知っている人が、Telegram上で相手を見つけられる場合があります。
ここで特に注意したいのが、Telegramには次の2つの異なる設定があることです。
- 自分の電話番号を誰に見せるか
- 電話番号で自分を見つけられるのは誰か
一見似ていますが、役割はまったく違います。
番号を非公開にしていても、電話番号を知っている相手からアカウントを発見される設定が残っていれば、アカウントの存在を知られる可能性があるのです。
Telegramで電話番号による発見を制限する設定
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「電話番号」を開く。
①「電話番号を誰に見せるか」を「誰にも」にする。
②続いて「電話番号で誰が自分を見つけられるか」を「連絡先」にする。
この設定にすると、知らない人が勝手に自分の番号を電話帳へ登録しただけでは、アカウントと結び付けられにくくなります。
ただし、自分が登録している連絡先や、公開ユーザー名、共通グループなど、ほかのつながりは別です。
Telegramの公式説明では、電話番号の公開範囲を「誰にも」にすると、番号からの発見を「連絡先」に制限する項目が表示されると案内されています。
「電話番号を隠す」と「番号から見つけられないようにする」は同じではない。ここは覚えておきたいところです。
参考:Telegram公式「New Privacy Settings」、Telegram FAQ
Signal|電話番号を知っている相手からも見つけられない設定がある
Signalも、プライバシーを重視したメッセージアプリとして知られています。
こちらもアカウント登録には電話番号を利用しますが、番号による発見を制限する機能が用意されています。
Signalの場合、「電話番号を誰に見せるか」と「電話番号で誰が自分を見つけられるか」を個別に設定できます。
後者を「誰も」にすると、たとえ相手が自分の電話番号を知っていても、その番号からSignalのアカウントを見つけられなくなります。
Signalで電話番号による発見を防ぐ設定
「設定」→「プライバシー」→「電話番号」を開く。
①「電話番号を表示できる人」を「誰も」にする。
②「電話番号で自分を見つけられる人」も「誰も」にする。
Signalでは、電話番号を使わずに相手とつながるためのユーザー名も利用できます。
ただし、番号から見つけられない設定にすると、知人も電話番号だけでは自分を探せなくなります。今後つながりたい相手には、ユーザー名などを伝える必要があります。
また、すでに相手とチャットしている場合などは別の情報から関係が分かることもあるため、過去のやり取りまで消えるわけではありません。
参考:Signal公式「Phone Number Privacy and Usernames」
WhatsApp|電話番号そのものが連絡先になる
日本ではLINEほど一般的ではありませんが、海外の人との連絡や仕事でWhatsAppを使っている人もいるでしょう。
WhatsAppは基本的に電話番号を使って連絡するサービスです。
そのため、自分の電話番号を知っている人は、その番号がWhatsAppで利用されていれば、チャットを開始できる場合があります。
XやInstagramのように、電話番号がアカウントをおすすめする手掛かりになるだけではなく、番号そのものが連絡の入口になる点が大きな違いです。
しかも、WhatsAppの一般向けプライバシー設定では、電話番号による発見自体を完全に遮断する機能は用意されていません。
ただし、プロフィール写真や自己紹介、最終接続時刻などの公開範囲は制限できます。
WhatsAppで確認したい設定
「設定」→「プライバシー」で、プロフィール写真・自己紹介・最終接続時刻とオンライン状態・グループへの追加範囲などを確認する。
不審な相手から連絡が届いた場合には、ブロックや報告もできます。
なお、仕事用と私用を完全に分けたいなら、電話番号そのものをどう使い分けるか考える必要があります。
参考:WhatsApp公式「How to change your privacy settings」
Snapchat|電話番号から見つけられる設定をオフにできる
写真や動画を使ったコミュニケーションで知られるSnapchatにも、電話番号や連絡先から友人を探す仕組みがあります。
Snapchat公式ヘルプでは、電話番号から見つけられたくない場合は、設定の「Mobile Number(携帯電話番号)」からオプトアウトできると案内されています。
Snapchatで電話番号による発見を制限する設定
プロフィール画面から「設定」→「携帯電話番号(Mobile Number)」を開き、電話番号を使ったアカウント発見を許可する項目をオフにする。
また、Snapchatでは連絡先を同期した場合、その情報が保存されることがあります。
過去に同期した連絡先を削除する機能もあるため、電話番号での発見設定とあわせて確認するとよいでしょう。
参考:Snapchat公式「Why does Snap ask for my phone number?」
LinkedIn|仕事用SNSでも電話番号によるプロフィール発見設定がある
最後に紹介するのは、ビジネス向けSNSのLinkedInです。
LinkedInにも、電話番号やメールアドレスからプロフィールを発見できる範囲を調整する設定があります。
これは主に、連絡先を使ったプロフィールの発見や、LinkedInが許可した外部サービスでの発見に関係するものです。
LinkedInは仕事上の人脈づくりを目的とするサービスなので、知人に見つけてもらえること自体がメリットになる場合もあります。
しかし、プライベートな連絡先まで使ってプロフィールを探されたくない場合は、公開範囲を制限できます。
LinkedInで電話番号による発見を制限する設定
「設定とプライバシー」→「公開設定(Visibility)」→「電話番号によるプロフィールの発見(Discoverability by phone number)」を開き、許可する相手の範囲を制限する。
設定によっては「誰も」に相当する選択肢を選ぶことができます。
ただし、これで名前や勤務先などによる通常のプロフィール検索まで禁止できるわけではありません。
参考:LinkedIn公式「Manage your profile’s visibility on and off LinkedIn」
「非公開アカウント」にしておけば大丈夫?
ここで気になるのが、SNSのアカウントを非公開にしている場合です。
非公開なら、知人に発見されることもないのでしょうか。
残念ながら、必ずしもそうではありません。
例えばTikTokの公式ヘルプでは、非公開アカウントであっても、設定によっては他の人へのおすすめ候補として表示されると案内されています。
非公開というのは、主に投稿内容を見られる相手を制限するための仕組みです。
「投稿を見られないこと」と「アカウントの存在を知られないこと」は違います。
名前やプロフィール画像を見ただけで本人だと分かる場合もありますし、別のアカウントと共通の情報を使っていれば、そこから気付かれる可能性もあります。
アカウントの存在そのものを知られたくない場合は、非公開設定だけでなく、発見される経路も確認しておく必要があるわけです。
電話番号から見つけられたくない人が確認しておくべきこと
ここまで各サービスの仕組みを紹介してきましたが、設定画面を一つずつ調べるのはなかなか面倒です。
そこで、確認しておきたいポイントをまとめました。
- 電話番号による発見を許可していないか:X・LINE・Signalなどでは、番号から見つけられるかを設定できます。
- 連絡先の同期がオンになっていないか:InstagramやTikTokなどでは、自分の電話帳がアカウントのおすすめに使われることがあります。
- 過去にアップロードした連絡先が残っていないか:同期を止めることと、すでに送信した連絡先データを削除することは別です。
- 複数アカウントに同じ電話番号を使っていないか:特にXでは、アカウントごとの発見設定を確認する必要があります。
- プロフィールの公開範囲は適切か:アカウント自体が発見された場合でも、プロフィールや投稿から必要以上の情報を知られないよう確認しましょう。
なお、電話番号をアカウントから削除すればいい、と単純に考えるのもおすすめしません。
電話番号をログイン認証やアカウント復旧に利用しているサービスもあるためです。
まずは発見・おすすめに関する設定を見直し、電話番号の削除が必要な場合は、別の認証手段を用意してから変更するのがよいでしょう。
また、設定を変更しても、すでに相手が自分のアカウントを知っていた場合や、ほかの情報から発見される場合まで防げるわけではありません。
あくまで、電話番号を手掛かりに発見される可能性を減らすための対策です。
まとめ|知らない人より、電話番号を知っている人に見つかる方が困ることもある
今回調べてみて意外だったのは、電話番号そのものを相手に公開していなくても、その番号がアカウントを発見するための手掛かりになる場合があることでした。
もちろん、こうした機能には便利な面もあります。
昔の知人を見つけたり、電話番号を交換した相手とSNSでもつながれたり。SNS側としては、知っている人同士が簡単につながるための機能なのでしょう。
ただし、誰もが現実の人間関係をそのままSNSへ持ち込みたいわけではありません。
仕事関係の人には知られたくない趣味もあれば、家族には見せない日常の愚痴だってあります。
そういう場所まで「知り合いかもしれません」と親切に紹介されてしまっては、ありがた迷惑というものです。
しかも、こうした機能の存在を知らないまま使っている人も、結構多いのではないでしょうか。
私自身、Xの設定画面であの項目を見つけなければ、特に気にすることもなかったと思います。
今回紹介したサービスを利用している方は、ぜひ一度、自分の設定を確認してみてください。
たった一つの設定で、思いがけない再会を避けられるかもしれません。
世の中、再会してうれしい人ばかりではありませんからね。


コメント