くるまやラーメンへ行ったことがある人なら、店舗によっては入口などにある「店内撮影禁止」の案内を見たことがあるかもしれません。
今どきラーメンを食べに行って、運ばれてきた一杯をスマホで撮るのは珍しくない光景。それだけに、この「店内撮影禁止」という言葉を見るとちょっと迷います。
自分が注文したラーメンも撮影禁止なのか。それとも店員さんや他のお客さん、店内そのものを撮影するのが禁止なのか。
さらに、写真を自分のスマホに残すだけならいいのか、XやInstagram、ブログへ掲載すると話が変わるのか。文字だけを見ると、意外と「どこからどこまで?」が分かりません。
そこでネット上に残っている実際の利用者の話や、過去にくるまやラーメン本部へ確認した人の記録を調べてみました。さらに今回は、空想BBAからも本社へ直接問い合わせています。
まず「店内撮影禁止」の掲示だけを見ると、かなり広い禁止に見える

実際、ネット上には「撮影禁止の掲示があったので写真を撮らなかった」という投稿がいくつも残っています。
2024年にくるまやラーメン浦和中島店を訪れた人の食べログ投稿では、従業員のプライバシーや個人情報保護を理由として、店内での写真・動画撮影や、ブログ・SNSなどへの無断使用を禁止する内容の掲示があったと紹介されています。
2026年3月に東武動物公園店を訪れた人も、「店内撮影禁止」の掲示を見てラーメンの写真を撮らず、文章のみで感想を投稿していました。
つまり掲示だけを素直に読めば、「店の中では料理を含めて何も撮ってはいけない」と受け取っても不思議ではありません。

ラーメンまでダメなの? たぶん一番気になるのはそこ。
ところが調べてみると「ラーメンまで撮影禁止ではない」という話が出てくる


ここからが少しややこしいところ。
ネット上をさらに調べていくと、単純な「全面撮影禁止」では説明できない事例がいくつも見つかりました。
本部へ許可を取った人は「注文したラーメンの撮影まで禁止ではない」と説明されたという
かなり参考になるのが、2024年に仙台原町店を紹介したラーメンブログの記事。
この記事の筆者は、事前に株式会社くるまやラーメン本部の担当者から撮影と記事作成の許可を得たうえで店を訪れています。
その記事によると、撮影禁止の主な目的は従業員や他のお客さんのプライバシー保護であり、迷惑な撮影行為を抑えるためのものとのこと。
さらに、グループで食事をしている写真や、自分が注文したラーメンを撮影すること自体まで禁止しているわけではないという説明を受けたとしています。
これは、くるまやラーメン公式サイト上で公開されている撮影ガイドラインではなく、本部へ撮影許可を取った個人ブログに記載された説明です。全店舗で現在もまったく同じ運用とは限りません。
実際に店舗で聞いたら「撮影して大丈夫」と言われた例もある
さらに、店舗で直接確認した人の記録もあります。
2023年に清瀬店を訪れた個人ブログでは、料理が運ばれてきた際に店員さんへ撮影してよいか確認したところ、問題ないとの返答を受けたと紹介されています。
また、飯田名古熊店を扱った別のブログでも、注文用タッチパネルに写真撮影禁止の表示が出たためスタッフへ確認したところ、撮影を了承されたという記録が残っています。
つまりネット上だけを追っても、「撮影禁止の表示があるから一切撮らない」という人と、「店員さんへ聞いたら料理撮影はOKだった」という人が両方いる状態です。
YouTubeなど本格的な撮影では本部へ許可を取っている例がある
一方、YouTube動画になると少し事情が違いそうです。
2020年に南流山店を撮影したYouTube動画では、投稿者が「店内撮影禁止」であることを踏まえ、撮影にあたって事前にくるまやラーメン本部を通して承諾を得たことを動画説明欄に明記しています。
スマホで自分のラーメンを1枚撮る行為と、店内でカメラを回してYouTubeやブログの素材として撮影する行為は、同じ「撮影」でも扱いを分けて考えた方がよさそうです。
直営店とフランチャイズ店で対応が違う可能性もある
もうひとつ頭に入れておきたいのが、くるまやラーメンには直営店とフランチャイズ店の両方があること。
くるまやラーメン公式の会社案内によると、2026年8月末時点では全国136店舗のうち、直営店が33店舗、FC店が103店舗となっています。
実際、ネット上では店によって撮影への対応が異なる例が見つかります。
ただし、ここで「FC店なら自由に撮影できる」「直営店なら料理も撮影禁止」と決めつけるのは早計。公式サイトでは、撮影ルールを直営店とFC店でどのように分けているのかまでは案内されていません。
公式サイトの「よくあるご質問」を見ても、現在のところ写真撮影や動画撮影についての項目は掲載されていませんでした。
結局どこまで撮影禁止?ネット上の情報から見えてきた結論


ここまでの情報をまとめると、現時点ではこんな線引きで考えるのが一番自然です。
| 撮影内容 | 現時点での考え方 |
|---|---|
| 店員や他のお客さんを含む店内全景 | 避けた方がよい |
| 店員・厨房・レジ周辺など | 無断撮影は避ける |
| 自分が注文したラーメンだけ | 一律禁止とは言い切れない。店舗で確認するのが確実 |
| 自分たちだけの食事風景 | 背景に他人が入らないよう注意し、できれば確認 |
| メニュー・注文端末・店内設備 | 店舗へ確認した方がよい |
| SNSやブログへの掲載 | 撮影とは別に公開についても注意が必要 |
| YouTubeなど動画撮影・取材 | 事前に店舗や本部へ許可を取るのが安全 |
「店内撮影禁止=スマホで自分のラーメンを1枚撮ることまで絶対禁止」とまでは言い切れない。これが今回ネット上の情報を調べた段階での結論です。
一方で、「料理だけなら絶対に自由に撮っていい」と言い切れる公式ルールも見当たりません。
特に重要なのが、「撮影していいか」と「その写真をネットで公開していいか」は別の話という点。
実際に店舗で確認された掲示には、写真や動画をブログ・SNSなどへ無断使用することについても禁止する内容が含まれていたという報告があります。
自分のラーメンを記念に撮りたいだけなら、撮る前に店員さんへ「料理だけ撮っても大丈夫ですか?」と一言確認するのが一番簡単。ブログ、SNS、YouTubeなど公開目的なら、撮影だけでなく掲載についても確認しておくのが確実です。



「撮影禁止」だけだと範囲が広すぎるのよね。何を撮って、どこで使うかで話が変わりそう。
ということで、くるまやラーメン本社にも直接聞いてみた
ネット上の情報を見る限り、なんとなく線引きは見えてきました。
ただ、やっぱり知りたいのは現在のくるまやラーメン公式として、どこまでを「店内撮影禁止」としているのかです。
そこで今回、店内撮影禁止が具体的にどこまでを指すのかについて、株式会社くるまやラーメン本社へメールで問い合わせてみました。


出典:くるまやラーメン公式「お問合せフォーム」
ちなみに公式のお問い合わせフォームには、返信を希望した場合でも1週間を過ぎて返信がないときは、連絡先の入力間違いなどの可能性があるため再度連絡してほしいという案内があります。
そして今回、メールで問い合わせてからちょうど1週間が経ちましたが
現時点ではまだ返信はありません。
返信が来たら、本社からの回答内容をこの記事に掲載します。


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