東京のホテル高すぎ!インバウンド需要で宿泊費高騰…それでも安く泊まれるホテルを探してみた

東京のホテル、高すぎない?

少し前まで「寝るだけならビジネスホテルで5,000~6,000円くらい」という感覚だったのに、久しぶりに検索してみると1泊1万円超えが普通に並んでいる。

全国展開する大手ホテルでも客室単価は上昇しており、背景にはインバウンド需要だけでなく、人件費や光熱費、物価の上昇などもある。

とはいえ、東京に泊まるたびに1万円、1万5,000円と払うのもなかなかつらい。

それでも東京で安く泊まれるビジネスホテルは残っているのか?

今回は新宿や上野などの都心部から、新小岩・西葛西・蒲田・赤羽といった少し離れたエリアまで範囲を広げ、1人でも比較的安く泊まれるホテルを探してみた。

調査日:2026年9月20日。楽天トラベル、じゃらん、JTBなどに掲載された大人1名・1室・素泊まりのプランを中心に確認。ホテル料金は宿泊日・曜日・セール・予約時期で大きく変動するため、記事内の金額は確認時点で見つかった下限例として掲載している。

南千住周辺のいわゆる「山谷」には、さらに安い簡易宿泊所が多数ある。ただし一般的なビジネスホテルとは設備や宿泊形態が異なるため、本編では別扱い。記事後半で紹介する。

目次

まず注意。「最安3,000円」は一人で泊まれる料金とは限らない

安いホテルを探していて最初に気付いたのが、予約サイトに表示される「最安料金」の見方。

たとえば亀戸の「ザ・ワンファイブ東京亀戸」では、同じ客室でも1名利用なら6,000円から、2名利用なら1人あたり3,000円からという料金設定が確認できた。

つまり検索画面に「3,000円~」と出てきても、一人旅の人が3,000円払えば泊まれるとは限らない。

安っ!と思ったら「2名利用時の1人分」だった、はホテル検索あるあるかも。

そこで今回は検索結果の数字だけで判断せず、できるだけ個別プランまで確認。カプセルホテル、ドミトリー、相部屋タイプのホステルも本編からは外している。

1人1室で確認できた都内の安いビジネスホテル

エリアホテル1名1室の掲載下限例客室主な条件
新小岩スマイルホテル東京新小岩5,300円~12㎡シングル・バス・トイレ付セール・素泊まり
上野ホテル ニューウエノ5,350円~シングル・バス・トイレ付セール・素泊まり
蒲田ビジネスイン和5,500円~13㎡以上・バス・トイレ付素泊まり・限定プラン等
西葛西スマイルホテル東京西葛西5,600円~13㎡シングル・バス・トイレ付素泊まり
亀戸ザ・ワンファイブ東京亀戸6,000円~13㎡以上・バス・トイレ付素泊まり
赤羽赤羽プラザホテル6,500円~約12㎡シングルネット割・現金特価等
新宿東京ビジネスホテル7,200円~シングル・バス・トイレ付素泊まり・門限あり

※宿泊日を統一したランキングではありません。セール・早期予約・限定プラン等を含む「そのホテルで確認できた安値の例」です。

こうして並べてみると、東京23区内でも5,000~6,000円台で普通の個室に泊まれるホテルはまだ残っていた。

ただし、見つかりやすい場所にはかなり偏りがある。

安いホテルをエリア別に見てみる

新小岩|スマイルホテル東京新小岩は5,300円~

今回確認した中で、一般的なビジネスホテルとして特に安かったのが新小岩。

スマイルホテル東京新小岩では、1名利用のシングルルームが5,300円からとなるプランが確認できた。

客室は12㎡でバス・トイレ付き。JR新小岩駅から徒歩約1分なので、「安いけど駅からものすごく遠い」という宿でもない。

総武線快速を使えば東京駅方面にも出やすく、東京東側を回るなら使いやすい場所。

現在の料金・空室はコチラ

上野|駅前でも5,350円~が見つかった

立地まで考えると意外だったのが「ホテル ニューウエノ」。

1名利用のシングルが5,350円からとなるプランを確認。客室にはバス・トイレも付いている。

しかもJR上野駅浅草口から徒歩約1分。

「安いホテルを探すなら郊外まで行かないと無理」とも限らない。宿泊日によっては、こうした都心駅前でも安値が出てくる。

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蒲田|羽田空港を使うならかなり便利

蒲田の「ビジネスイン和」では、1名利用5,500円からの素泊まりプランが確認できた。

JR蒲田駅東口から徒歩約1分。客室も13㎡以上でバス・トイレ付き。

翌日に羽田空港を利用するなら、わざわざ新宿や東京駅周辺に泊まる必要はない。蒲田まで検索範囲を広げるだけで候補はかなり増える。

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西葛西|東京の東側まで広げると5,000円台

スマイルホテル東京西葛西では、13㎡のシングルルームが1名5,600円から。

西葛西駅から徒歩約2分で、東京メトロ東西線を使えば日本橋や大手町方面へ乗り換えなしで出られる。

宿泊場所としては少し東へ外れるものの、東京駅周辺や日本橋方面へ用事がある人なら十分に現実的。

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亀戸|6,000円~、秋葉原方面への移動も楽

JR総武線沿線では「ザ・ワンファイブ東京亀戸」に1名6,000円からの設定があった。

JR亀戸駅北口から徒歩約4分。錦糸町は隣駅で、秋葉原方面へもそのまま総武線で移動できる。

ここは先ほど触れた通り、2名利用なら1人あたりの表示価格がさらに安くなる。予約する人数を間違えずに見ることが大切なホテルの一例でもある。

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赤羽|6,500円~、池袋・新宿にも出やすい

北側では「赤羽プラザホテル」に1名1室6,500円からのプランがあった。

JR赤羽駅から徒歩約1分。京浜東北線や埼京線など複数路線が使えるので、池袋や新宿方面へ向かう場合にも便利。

安いプランには現金特価など条件が付く場合があるため、予約前に支払い条件を確認しておきたい。

現在の料金・空室はコチラ

新宿|中心部まで来ると7,000円台

新宿の「東京ビジネスホテル」では、バス・トイレ付きシングルの素泊まりが1名7,200円から。

新小岩や蒲田と比べると少し高くなるが、新宿御苑前駅・新宿三丁目駅から徒歩圏内という立地を考えればまだ抑えめ。

ただし午前1時から6時まで施錠されるなど独自の利用ルールがあるので、夜遅くまで外出する予定なら注意が必要。

現在の料金・空室はコチラ

安いからといって「寝るだけの箱」とは限らない

5,000円台のホテルというと、カプセルホテルのような極端に狭い宿を想像するかもしれない。

ところが今回見つかった新小岩、西葛西、蒲田などのホテルは、10㎡を超える鍵付き個室にバス・トイレが付いた、いわゆる普通のビジネスホテル。

もちろん豪華なシティホテルではないが、一人旅や出張で「風呂に入って寝られればいい」という使い方なら不足のない施設も多い。

安さを求める=カプセルホテルや相部屋を選ばなければならない、というわけではなかった。

むしろ重要なのは、設備を削ることより泊まるエリアを少しずらすことなのかもしれない。

同じホテルでも宿泊日が違えば値段はかなり変わる

今回紹介した料金には、セールや限定プランも含まれている。

そのため「このホテルはいつ泊まっても5,300円」という意味ではない。

平日には安かったホテルが土曜日には一気に高くなったり、連休・大型イベント・繁忙期になると同じ部屋とは思えない価格になったりする。

逆に宿泊日を少し動かせる人なら、同じホテルでも安い日を拾えることがある。

ホテルを安く取るなら「安いホテルを探す」だけでなく、宿泊日を前後させる、中心駅から数駅ずらす、複数の予約サイトで同じホテルを見る、という探し方も有効。

予約サイトの検索結果を見て「東京は全部1万円以上だ」と諦める前に、場所と日付を少し動かしてみる価値はある。

ただし山谷まで入れると2,000~4,000円台になる

ここまで紹介した普通のビジネスホテルとは別に、東京にはさらに安く泊まれる地域がある。

南千住駅から日本堤・清川方面へ広がる、いわゆる「山谷」。

昔から簡易宿泊所が集まる地域で、現在は一人旅や外国人旅行者を受け入れる宿も多い。

エコノミーホテルほていやは小個室2,800円~

日本堤にある「エコノミーホテルほていや」では、小個室2,800円、小洋室3,000円、中洋室3,200円などの料金が案内されている。

ここまで紹介してきたホテルの半額近い。

ただし小個室にはテレビ・冷蔵庫がなく、通常の客室にはバス・トイレもない。水回りは共同で、アメニティ類も一般的なビジネスホテルとは異なる。

ホテルアクセラも1人4,000円~

同じ日本堤にある「ホテルアクセラ」も、1名4,000円からとなるプランが確認できる。

個室にはテレビ・冷蔵庫・エアコン・Wi-Fiなどを備える一方、客室内にバス・トイレはなく、大浴場や各フロアの洗面所を利用する。

つまり「個室」という点ではビジネスホテルに近づいているが、宿泊スタイルそのものはやはり違う。

山谷の宿を「一般向けではない」とするのは、危険だからという意味ではない。共同のバス・トイレ、客室の広さ、アメニティ、門限など、一般的なビジネスホテルとは設備・サービスの前提が違うためだ。内容を理解したうえで、とにかく宿泊費を抑えたい人には非常に安い選択肢となる。

2,000円台はさすがに別格。でも「普通のビジネスホテル」と同じ基準では比べられないね。

東京で安く泊まるなら「場所を少しずらす」が一番効きそう

東京のホテル代が高くなっているのは確か。

それでも調べてみると、新小岩・上野・蒲田・西葛西なら5,000円台、亀戸・赤羽なら6,000円台から泊まれるホテルが見つかった。

新宿など中心部にこだわれば価格は上がるが、電車で10~20分ほど移動するだけで候補はかなり増える。

「安いホテル=設備を我慢する」より、「宿泊する駅を少しずらす」方が現実的。

そして、設備より安さを徹底的に優先するなら、その先には山谷の簡易宿泊所という別の選択肢もある。

東京で「寝るだけなのに1万円以上は払いたくない」という人も、探す範囲を少し広げればまだ逃げ道は残っていた。

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